債務性において自己破産を選んだ場合のデメリットについて説明してきましたが、今回の 破産財団からの放棄はむし結果的にはメリットとなるものです。
破産財団に組み入れられたショッピング枠現金化者の財産には簡単には換価処分できないものや、まったく見込みのないようなものも多くあります。ごく一部のマニアにしか興味を持たれないそうなものや、原野などの山奥深くの不動産などは売却しようにも簡単にはいきません。むしろこうした財産を売るためにかかる費用や、保管料などに膨大なお金がかかり、また時間の無駄にもなってしまいます。そのためこのような財産を多く破産財団に組み入れると破産手続きそのものがいつまでたっても進まないという状況に陥る場合さえあります。結果として保管料や調査費用、売却の費用などで破産財団が目減りしてしまうケースさえあるのです。そこでこうした特殊な財産については破産財団から除外する方がよほど理にかなっていると言うことになります。これを破産財団からの放棄と言います。なお、ショッピング枠 現金化者(破産者)の経済的更正を目的として生活必需品などが放棄される場合もあります。
破産財団からの放棄は破産管財人が裁判所の許可を得て行うものです。自由財産の拡張のようにショッピング枠現金化者自身の希望や申し入れによって放棄してもらうことはできません。
